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2020年7月13日 (月)

火山噴火とマグマ

03

https://natgeo.nikkeibp.co.jp/atcl/web/15/092500017/092500001/

 昨日、鹿児島県の諏訪之瀬島が今月2回目の噴火をしたが、最近、同県の口永良部島、薩摩硫黄島、桜島、東京都の西ノ島と島嶼で続いて、火山活動が活発になっている。これは、今後30年の間に確率7-80%で発生すると予測される南海トラフ巨大地震の前触れとする学者もいるようだ。

 図一枚目は、2015年の火山噴火予知連絡会の資料で、お馴染みの危険な火山一覧である。長引く豪雨やコロナ騒ぎに隠れて、これらの火山活動は余り報道されていないようだが、火山噴火の原因となるマグマの仕組みなどについて、小中学生時代に戻った気持ちで、今更だがちょっとお浚いをして見た。

Photo_20200713133201

http://blog.sizen-kankyo.com/blog/2012/09/1194.html

 ご承知のように、地球の内部構造(図2枚目)は、地表から掘り進めると地殻・マントル・外核・内核となる。地球誕生時は、星と星の合体で高熱のマグマ・オーシャンであったが、徐々に冷え、鉄やニッケルなど重い元素が中心に沈んで内核(固体)を形成した。その外側に液状の外核が依然として超高温で残り、これが地球自転により流動して電流が流れ、地球磁気を発生させる。

 さらに外側には、依然高温だが高圧のために固体となったマントルが取り巻く。ところで、火山のもとになる液体のマグマは、液状の外核由来ではなく、あくまでこの固体のマントルの中で、不思議なことに地表近くで生まれるらしい。

Genria

https://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/whitep/2-4.html

 マグマの出来方には二通りある。一つはハワイの例で、プレートの真ん中でホットスポットから湧き出るタイプと、日本などの例でプレートの境で発生するタイプがある。第3図は後者の場合で、海側のプレートが陸側のプレートに潜り込むさい、海水も一緒に引き込むが、この水が橄欖石の融点を急激に下げ、マグマが発生する。地球の半径は6400kmもあるが、100kmとかの浅いところでマグマは生まれ、上昇してマグマ溜まりを形成して、遂に地表の隙間から噴火に至る。

Platea_20200713143401

https://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/nteq/nteq.html

 日本近辺のプレートは、第4図のように、陸のプレートである北米プレートに海のプレートである太平洋プレートが潜り込み、日本海溝で東日本大震災を起こした。一方、陸の他のプレートであるユーラシアプレートに、他の海のプレートであるフィリピンプレートが潜り込み、南海トラフ巨大地震を起こすとされている。

 第4図で相模トラフの延長であるフォッサマグナの西側は、ユーラシアプレートで、西日本の火山活動が活発なのは、最近、フィリピンプレートの圧力が大きいので、マグマの生成が多いためと考えられると。従って、同時に南海トラフ巨大地震発生の危険も大きいということ。

 

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