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2019年10月31日 (木)

わけあって、絶滅しました

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https://lohaco.jp/product/L04828505/

 小4のウシさんから「生き物に弱いから、お爺ちゃんこれを読みなさい」と2巻渡されたのが、「わけあって、絶滅しました」(写真一枚目、丸山貴文著)である。過去、絶滅したり、何とか免れた動物約200種の子供向けに面白く編集された事典。

 40億年の生命の歴史で、種の98%は絶滅しては新しく生まれ代わってきた。絶滅の大半の原因は、大陸移動・火山活動・小惑星の衝突・高温化・低温化・海水中の酸素欠乏など地球環境の大異変だが、他の種との生存競争に負けた場合や、最近では人間の活動によるものが多いそうだ。

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https://matome.naver.jp/odai/2133126759927015501/2133191108451489403

 そこで割合最近の20世紀以降に絶滅した16種を新しい順に簡単に紹介する。

 一番ホットなのは、2016年に絶滅した「ブランブルケイメロミス」というネズミの一種。オーストラリアのブランブルケイという島は標高3mしかなく、地球温暖化で水位が上がって植物が減りついに絶滅。

 次は、写真2枚目の2010年に絶滅したと言われる「ヨウスコウカワイルカ」。揚子江の水は濁っているので、超音波に頼って2000万年も頑張ってきたが、遂に汚染に耐えられずに絶滅。

 写真3枚目は、1989年に絶滅したコスタリカの「オレンジヒキガエル」。オスのみがオレンジ色の小型のヒキガエルで、普段は地中に潜っているが、交尾のときは地上に出てくる。1988-9年の大規模なラニーニャ現象で寒い乾期が続き、産卵場所の水たまりがなくなり絶滅。

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https://matome.naver.jp/odai/2133126759927015501/2133191108451489403

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https://natgeo.nikkeibp.co.jp/nng/article/news/14/3007/

 写真4枚目は1983年に絶滅した「イブクロコモリガエル」。生んだ卵を胃に飲み込んで育て、オタマジャクシが孵ると、口から子カエルが出てくる珍しいオーストラリアのカエル。ダム建設や森林伐採で数を減らしたところに、人間が持ち込んだカエルツボカビが止めを刺したそうだ。

 「グアムオオコウモリ」は、観光客向けの名物料理にされて1968年に絶滅。

 ニュージーランドの「オオツギホコウモリ」は、敵のいない環境になれて飛べなくなったが、人間に便乗して渡来したドブネズミに襲われ、1965年に絶滅。

 南米アンデス山脈のチチカカ湖に棲む「チチカカオレスティア」という魚は、黄金に輝く古代の魚で有名であったが、アメリカが1937年にイワナを持ち込んでから、生存競争に負け1960年に絶滅。

 ハワイの「ユミハシハワイミツスイ」という鳥は、細長い花の奥も蜜や、木の中の昆虫を食べる長いくちばしを持っていたが、移民によって森が畑になると1940年ころ急に姿を消したらしい。

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https://ja.wikipedia.org/wiki/オオスベトカゲ

 写真5枚目は、西アフリカのカーボベルデ諸島にいた60cmもある「オオスベトカゲ」。1833年これらの島は流刑地となり、多くの囚人が食料としたので1940年遂に絶滅。

 タイの「ジョンブルクジカ」は、角が立派で狩られて1938年絶滅。

 「ポリネシアマイマイ」は、カタツムリの紛争で20世紀に絶滅。話は長いがかいつまんで言うと、世界最大のアフリカマイマイを食用として飼ったが、逃げ出して島を占領した。対策としてカタツムリの天敵であるヤマヒタチオビを導入したが、アフリカマイマイではなく、もともとの住人のポリネシアマイマイを食ってしまったのだ。

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https://amanaimages.com/info/infoRM.aspx?SearchKey=32245000390

 写真6枚目は有名な絶滅種の「タスマニアタイガー」(フクロオオカミ)。タスマニア島で家畜を襲った害獣として駆除され1936年に絶滅。実は人間が連れてきた野犬化したイヌが犯人だったらしい。

 ニュージーランドの珍しい「ワライフクロウ」は、持ち込んで大繁殖したウサギを駆除するために放たれたイタチにやられ、1914年に姿を消した。特徴ある高笑いの声が居場所を教えたらしい。

 鳥類史上最も数が多かったのが北アメリカの「リョコウバト」。50億羽もいて空が暗くなったという。数が多いので適当に撃っても狩りができた。1914年に絶滅。

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https://ameblo.jp/0268160/entry-10995717920.html

 写真7枚目は「ニホンオオカミ」。明治時代、外国人が連れてきたペットのイヌが、ジステンパーや狂犬病のウイルスをうつし、あっという間に1905年絶滅した。

 リョコウバトより遥かに多い史上最大の群れを作ったのが、北アメリカの「ロッキートビバッタ」。1874年には13兆疋と推定されたが、僅か28年後の1902年には絶滅している。産卵地の河原の砂地が急激に農地化されたためとか。

 

 

 

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