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2019年9月21日 (土)

恐竜

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https://dino2019.jp/ticket.html

 学士会午餐会で、真部真国立科学博物館ディレクターによる「恐竜博2019:恐竜学の最前線と近未来をさぐる」という講演を聴いた。折から上野の国立科学博物館で「恐竜博2019」を開催中で、そのPRを兼ねて展示物の紹介が主である。なお、講師の父親はイラストレーターの真部博氏とか。

 写真一枚目は展示会記念の各種フィギュアだが、講演のスタートはクイズで、例えばティラノサウルス(⑤下中央)は、どこを見れば恐竜だとわかる? ア)歯、イ)腰、ウ)前足の中でどれかを聴衆に手を上げさせたが、答えはイ)腰である。恐竜は直立する爬虫類で、大腿骨と関節する骨盤の深いくぼみの中央が穴で貫通し、膝を伸ばした高速の二足歩行が可能であり、両足の足跡は一本筋である。これが生物界の頂点に長く立てた秘密らしい。

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https://twitter.com/satoshikawasaki/status/873918701078171648

 次のクイズは首長竜(写真2枚目)は恐竜か? 答えはよく間違えられるが、首長竜は恐竜ではない海生動物で、恐竜はあくまで陸生動物である。

 1969年、エール大のジョン・オストロム教授が発見したディノニクス(写真1枚目③上右)が命名されたが、これがその後の恐竜学に与えたインパクトは大きく、今回の展示もその50周年記念である。鳥のような鋭いかぎ爪を持ち(鳥類の恐竜起源説)、従来変温と考えられていた恐竜は恒温動物であり、知能が高くて群れで狩りをし、長い硬直した尻尾で運動を制御することなどが分かったという。1996年シノサウロプテリクス(羽毛恐竜)が発見され、腕の関節が鳥と似ていることや、翼をもつ恐竜の発見などから、鳥類の恐竜起源はほぼ確からしい。

 3番目のクイズは、6600万年まえ大隕石落下による地球寒冷化(陸で摂氏28度、海で11度低下)と、その後の2年間の太陽光遮断で光合成ができず、恐竜など大型種が絶滅したさい、鳥類が生き残ったのは何故? ア)個体が小さかったから、イ)恒温動物だったから、ウ)肉食だったから。答えはア)の小型だったからだが、他に、くちばしを使って種子を割って食べる能力があったから、歯を生やさないことで卵の中でのふ化期間を短縮できたからなど、様々な説もあるとか。

 4番目のクイズは既に学名が付いている恐竜の数は? ア)1000種、イ)10000種、ウ)100000種で、答えはア)で1030種だが、未だに全く全貌を掴み切っていないとか。恐竜は小学生の間に人気が高く、講演にいくと必ず男の子からは、「将来、恐竜学者になりたいが、その頃もう研究しつくされているのでは?」。女の子からは、「だいたい恐竜の研究でご飯が食べられますか?」--ウーン鋭い!

 ところで、今朝の朝日のBEに「むかわ竜」(写真1枚目②上中央)が特集されている。2003年に北海道の化石愛好家によって発見されたが、首長竜とされて8年間放置された。たまたま、北大に就任した日本人で初めて恐竜で博士号をとった小林快次教授の目に留まり、新種であることが分って大騒ぎとなり、大規模な発掘作業の結果、全長8mの恐竜の骨格の80%以上の骨222個が発見された。これは、世界的な大発見であり、今月、学名カムイサウルス・ジャポニクスが命名されたそうだ。「カムイ」はアイヌ語で「神」を表す。

 

 

 

 

 

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