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2019年9月16日 (月)

マラソン・グランド・チャンピオンシップ(MGC)

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https://www.ehime-np.co.jp/article/ky201909150082600010

 久しぶりにマラソンの実況を見た。以前はマラソンは人生レースを見るような気がしてかかさず放送は見ていたが、見なくなってから久しい。多分、アフリカ勢が勝ちすぎて、観るのが嫌になったのかも知れない。日本のオリンピック代表を一発で選ぶ初の試みであるMGCには外国人は出ない。「チコちゃん」に出た増田明美は、MGCは瀬古利彦の唯一の成果と冷やかしていたが、従来、代表選定方法でもめてきたのに比べれば、同時一発勝負で公平と言えようか。また、本番と同じ場所で似た時期にMGCを開催するのは、記録よりオリンピックで勝てる選手を選ぶのに合理的であろう。

 決められたMGC出場資格をクリアした男子30人と女子10人が出場したが、本番さながらのリハーサルのようで結構盛り上がったようだ。写真の男女4人(左上男子1位中村匠吾、左下同2位服部勇馬、右上女子1位前田穂南、右下同2位鈴木亜由子)がまず代表に選ばれた。また、男子3位の大迫傑と女子3位の小原玲は、今後の2020年4月末までの指定大会で、基準記録(男子2時間5分49秒、女子2時間22分22秒)以内の選手が出なかった場合は、代表となる仕組み。

 下馬評では、男子は4強と言われる大迫(日本記録保持者)、設楽悠太(前日本記録保持者)、井上大仁(日本歴代5位)、服部(日本歴代8位)の4人の争いと見られていたが、設楽は前半飛ばしすぎて後半失速した。下馬評に上がっていなかったが優勝した中村は、30度という暑さに強いのが幸いしたという。

 一方、女子の事前人気は、鈴木、前田、松田瑞生、小原の順で、23歳と若く手足がモデルのように長い前田が、2位と4分差のぶっちぎり優勝となり、ほぼ予想に近い結果になった。なお、小原は3年前のリオ代表決定を1秒差で涙をのんだが、今回も「またやってしまった」と本人の弁。4秒差で3位となったのだが、今回は代表の可能性は大いにある。

 思い返せば、過去、日本のマラソンは2000年シドニー・オリンピックの高橋尚子の金メダル、2004年アテネでの野口みずきの金メダルと輝かやかしい歴史がある。だが、現実は厳しい。2018年の世界のトップ100人に入ったのは、男子では大迫の22位(2時間5分50秒)を最高に7人、女子は松田の24位(2時間22分23秒)以下7人しかいない。しかも記録は世界トップクラスと男女とも4分以上も開いているのだ。

 国別でみると、男子はトップ100傑のうち、実にケニア53名、エチオピア26名であり、日本7、バーレーン3、モロッコ2が続き、あと9か国が1名ずつという有様。女子も似た感じで、エチオピア49、ケニア24、日本7、バーレーン6、アメリカ5、オーストラリア2、残り7か国が1である。まあ、アフリカ勢を除けば、意外に日本はそれでもまだ世界で頑張っている感じか

 

 

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