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2019年8月26日 (月)

原三渓の美術

Sankeiensakura108

https://iwalkedblog.com/?p=36353

 久しぶりに横浜美術館で「原三渓の美術」展を見た。キャッチが他に沢山付くーー伝説の大コレクション。幻の至宝、横浜に里帰り。生誕150年・没後80年記念。横浜美術館開館30周年記念ーーこれらでだいたいブログの内容は尽きている。

 先日のNHK日曜美術館でも「原三渓、美の理想郷を追い求めた男」との特集を放送したーー秀吉ゆかりのお堂や三重塔。横浜に古い名建築を集めた知られざる広大な庭園がある。5000点に及ぶ美術品を集めた、大都市の中心地にある大邸宅云々。

 三渓園(写真一枚目)は、我々横浜市民は良く知っているが、全国級の名所としては、中華街・元町・みなとみらいには及ばないかも。NHKに「知られざる大庭園」などと言われるのは、本牧は足場が若干悪いせいか。もっとも、集めた美術品は戦後に横浜市の管理となったが、全国にバラバラに散ってしまい、今回、初めての再集合らしいから仕方がないか。

Photo_20190826201001

https://shae-bear.com/archives/4959

 ご承知のように、三渓園は原三渓(富太郎)(1868-1939 写真2枚目右)が造園した。三渓は岐阜県出身で、東京専門学校(現早稲田大)を出て、跡見女学院で歴史を教えているとき、横浜の豪商原善三郎の孫娘の屋寿(写真2枚目左)と知り合い婿養子となった。その後、生糸貿易で巨額の財を成し、世界遺産の富岡製糸場を経営するなど製糸業にまで手を広げ、横浜興信銀行(現横浜銀行)頭取にまでなる。

 古美術コレクター、茶人、下村観山ら芸術家のパトロンで、自らも書画をよくしたアーティストでもあり、インドの詩人タゴールや、文化人の和辻哲郎や夏目漱石らとも親交があった。関東大震災後には、横浜の復興に私財を投じ、以降、美術品の購入はパッタリ止まったという。

Scan10050_thumb

http://izucul.cocolog-nifty.com/balance/2005/07/post_0df9.html

 今回、国宝6点、重要文化財19点を含む三渓旧蔵の美術品や茶道具など150件を展示。目玉は井上馨から巨額を払って買ったという国宝「孔雀明王像」(写真3枚目、国立博物館蔵)だが、展示期間外とかで見られず。古美術や茶道具は正直ウサギさんの理解を超えているが、パトロンとしての下村観山、菱田春草、横山大観、安田靫彦、小林古径、前田青邨などの作品は親しみやすい。

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