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2019年6月15日 (土)

幻の報告書

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https://www.youtube.com/watch?v=ZWWPYkCD_OE

 麻生金融相(写真)は、金融審議会の報告書を受け取らないとする前代未聞の表明をした。標準的な老夫婦は月26万円の支出が必要だが、年金収入では毎月5万円の赤字で、30年間で2000万円不足すると指摘した報告書だが、これは政府が従来説明してきた年金のスタンスとは大きく異なり、国民の誤解を招くと麻生大臣は述べた。だが、実態は野党から「年金政策が間違っていたのか」と一斉攻撃を受け、参院選挙の影響をも考えて報告書そのものを急遽没にしたもの。

 それにしても、麻生副総理は78歳という高齢もあってか、失言など失態続きだが、安倍首相は何故かかばってきた。今回も自分は年金は貰っているのか秘書まかせで知らないとして、全く庶民感覚がないことが分かったが、小泉内閣の時も年金未払い三大臣の一人で、「年金三兄弟」として有名になっている。余談だが、Asouと言えば、N校のアメリカ人先生から、米国の女性アナウンサーが発音で困っていると聞いたことがある。ニュースを読むとき、どうしても日本の首相「Asshole (尻の穴)は」となってしまうそうだ。

 ところで、この金融審議会の「幻の報告書」とはどんな内容であろうか。インターネットで調べると、なんとアクセス可能である。「高齢社会における資産形成・管理」という金融審議会の市場ワーキンググループの報告書で、図表などに富む分かりやすい全51ページの力作。長寿化や認知症などが進み、独り住まいや非持ち家が増え、非正規の増加などで現役時代の収入や退職金も減っている。ライフスタイルも、従来の大学を出て一つの企業に勤めて結婚し、持ち家を買って退職金をもらい、孫と三世代で暮らすというパターンはすっかり変わり実に多様化している。これらの時代の変化に対応した金融商品やサービスの提供が必要というのが本報告書の趣旨で、もし年金問題に触れなければ優等生的答申書だったろう。

 

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