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2019年6月 9日 (日)

映画「バイス」

20190108081823a

https://www.shygon.com/entry/vice

 おサルさんと港南台シネサロンで、映画「バイス」を見た。ウサギさんは、そっくり似たイラク戦争のブッシュ政権にまつわる映画「記者たち」を4月に見ているーー本ブログ2019.4.16参考。日曜午前のせいか「バイス」の入りは余り良くない。

 ジョージ・W・ブッシュ大統領(写真奥右から二人目、サム・ロックウェル)の副大統領を務めたディック・チェイニー(写真手前、クリスチャン・ベイル)のブラック・コメディ風の伝記映画。アメリカ人でないせいか、いまいち言わんとしていることがピンと来ない。余り後味の良くない映画でもある。

 1960年代、米エ-ル大学を酒と喧嘩で中途退学し、しがない電気工に甘んじていたチェイニーは、婚約者のリン(写真後方左端、エイミー・アダムス)に叱咤激励され、政界を目指して下院議員ドナルド・ラムズフェルド(写真後方、左から二人目)の下で、政治のイロハから学び下院議員に当選する。

 口下手で寡黙だが、情報収集と分析に長け、調整上手なチェイニーは次第に頭角を現し、フォード大統領首席補佐官、レーガン政権で国防長官、ハリバートン社のCEOを経て、ブッシュ政権での副大統領を務めるまで出世する。ところが、従来、形式的で実際的な権限がなかった副大統領職を、チェイニーは巧みにブッシュを操って、権力を自らに集中させ、ついにはアメリカと世界を意のままに動かし始める。

 恩師ラムズフェルド国防長官とイラク戦争を実質主導するなど、「史上最強(凶)の副大統領」、「影の大統領」と恐れられたが、イラクに大量破壊兵器は結局存在せず、捕虜虐待やハリバートン社への大量発注などがその後明らかになり、「史上最悪の副大統領」評価に変わる。

 映画は、次女メアリーの同性愛問題、チェイニーの心臓病手術など、個人的なエピソードをも交えるが、特にコリン・パウエル(写真奥右端、タイラー・ペリー)などそっくりさん俳優たちの演技に驚く。アカデミー賞には8部門もノミネートされたが、メイクアップ・ヘアスタイリング賞のみしか受賞できなかったのも頷ける。 

 

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