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2019年6月24日 (月)

運命を分けた姉妹惑星 火星

Mars_atmosphere

https://newsphere.jp/technology/20180731-1/

 NHKBSプレミアム「ザ・プラネッツ 運命を分けた姉妹惑星 火星」を見た。英BBCとの共同制作でCGをセンセーショナルに使った科学ドキュメンタリー。火星は写真一枚目のように赤い岩石の地球型惑星だが、地球には金星に次いで近く、一日が24.7時間で季節があり、過去誕生時には表面に海があったなど、地球に似ており「姉妹惑星」と呼ばれる。ただ、大気が希薄で熱を保持できず平均気温はマイナス43度。特に、太陽系が生まれた直後は、地球そっくりであった火星がなぜ変容してしまったのかを番組で解説。

Page1900pxsolarsystempdf

https://ja.wikipedia.org/wiki/太陽系

 写真2枚目は太陽系の惑星群を表し、左端が太陽で右へ水星・金星・地球・火星と岩石惑星4個が並び、次に木星・土星の巨大ガス惑星、天王星・海王星の巨大氷惑星が続く。火星と木星の間に帯状になっているのが、最近話題の小惑星群である。太陽からの熱は強いので、小惑星群より太陽側は水は蒸発して存在できないので、水星と金星には水はないが、地球と火星は例外的に存在する。それは、巨大な木星の誕生と関係する。木星は生まれたときは、太陽にもっと近いところにあり、それが徐々に今の場所に移動したが、その際、様々な混乱を起こした。例えば、多数の氷からなる小惑星群を、地球と火星に衝突させたらしい。また、火星の成長を邪魔して現在の地球直径サイズの1/2に抑え、各小惑星群が新しい惑星に成長するのも抑えたという。

450pxpolarlicht_2

https://ja.wikipedia.org/wiki/オーロラ

 木星騒ぎのお陰で火星は当初地球より水が豊富で、それこそ生命誕生は地球より先になる可能性があったが、その後、表面の海は蒸発し気候は猛烈に寒冷化してしまった。理由は火星の大気が長い間に太陽風に吹き飛ばされたせい。太陽風は写真3枚目のオーロラで見られるが、太陽風のプラズマ流が地球の地磁気で曲げられて、大気の酸素や窒素原子を励起することで起こる。もし、惑星の地磁気が弱いと太陽風が大気を飛ばしてしまうが、岩石惑星の地磁気は、惑星内部の金属マグマの対流によるダイナモ発電効果で起こる。ところが、火星は木星のためにサイズが地球より小さくされ、マグマの冷え方が早かったので、地磁気が弱かったのが致命傷になったと。姉妹の運命を分けたのは、ちょっとした神の悪戯か。

 

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