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2016年4月 6日 (水)

奈良散歩

Imagesczax7do1
   
http://blog.goo.ne.jp/kekobamboo/e/872fca779894b61b0f18c1060d94adb4
 今日の街道をゆくは「奈良散歩」。ここでちょっと弱ったことが生じた。司馬はかって関西の新聞記者のとき、文化部とくに寺社が担当だったらしい。そのせいか、神社仏閣の歴史や、僧侶のエピソードなどにやけに詳しい。拙いことに奈良はまさに寺で持っている地方で、紀行文の筈が相当細かい宗教学のような話になっている。そのため、ウサギさんがその内容を一般向けのブログにまとめるのに苦労したが、NHKのDVDの活用にハタと気が付いた。流石にNHKは一般向けの要点再編集に長けていることに脱帽。
 
 司馬によれば、奈良県人は明治型の立身出世には全く向かず、戦前に大臣と大将を生まなかった唯一の県だそうだ。その代わりと言うのも変だが、古いものを大事にしてきた。古い木造建築物がこれほど大量に残っている地域は世界にも他に類がないと。明治後東京に文化の中心が移ったと同時に、廃仏毀釈運動も手伝って、奈良は京都以上に急速に寂れたらしい。この知的な閉塞状況に僅かに穴をあけたのは、1908年に女子高等師範が奈良に設けられたことだった。

 奈良県は南北に長く、奈良市は県の中央北端に位置するが、20km位奈良市から南に行ったところに桜井市がある。ここの多武峰(とうのみね)をまず訪問しているが、ここは大阪の小学生が良く行く遠足コースとか。藤原氏の祖である鎌足(614-69)の廟所である談山神社があり、十三重塔が有名らしい。
 
 奈良市では、唐招提寺・興福寺・東大寺を訪問。唐招提寺は奈良市の西端に位置し、その講堂は平城京の庁舎そのものであったと言う。当時の奈良の都は、唐の長安そっくりで、現在の奈良はいわば長安の都が冷凍保存された存在とか。奈良市中央部にある興福寺は、藤原氏をバックに巨大で、東大寺よりあらゆる点で大きかった。現在の奈良公園はあらかた旧興福寺の境内である。ただ、明治の廃仏毀釈のターゲットにされ、興福寺の五重塔は25円で売りに出されたと言う。

 奈良市東部にある東大寺は1km四方もあり、境内には日本の寺では最も豊かな自然が残っているそうだ。正倉院は建物も宝物も天平のままに保存され、明治以降は皇室の所有となった。大仏殿は木造建造物では世界一大きい。特に二月堂の一角がもっとも気分が良い界隈だと。修二会(お水取り、写真)が始まった3月1日に二月堂に来ている。このお水取りの行法は、752年に始まり、以後、一年の休みもなく、同じ要領で毎年続けられて来たらしい。その取材に相当な時間が割かれている。

 

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